コラム
プロ講師のコラム The Owl at Dawn
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芭蕉は「俳諧における漱石」だったのか?
〇他人に疲れる漱石/他人が恋しい芭蕉 芥川龍之介の初期に、『枯野抄』という短編がある。臨終を迎えた芭蕉と、かれをかこむ門人、双方のようすが語りとられている。これが書かれる前年、夏目漱石が他界した。芥…続きを読む
十分でわかる日本古典文学のキモ 連載十五回 『古事記』と『日本書紀』~この国のシステムをつくった「ふたご」の歴史書~
○日本文学史は『記紀』に始まる『古事記』と『日本書紀』は、一括して『記紀』とよばれます。日本文学史をかたるとき、発端におかれるのがこのふたつです。わが国であらわされた書物のうち、完本がのこる最古のもの…続きを読む
十分でわかる日本古典文学のキモ 連載十四回 『平家物語』~「生きのびる知恵」と「鎮魂のおもい」が託された書
今日は、『平家物語』の話をする番だったよね。 はじめてぼくが『平家物語』にふれたのは、こどもむけリライト版を読んだとき。もう四十年以上まえのことだ。『ルパン三世 カリオストロの城』の映画が公開され…続きを読む
十分でわかる日本古典文学のキモ 連載第十三回 枕草子
~清少納言が記した、美しき「失われた時」~ 証言1:紫式部が語る清少納言 「あのかたから学ぶところはありません」 たしかにわたしは、日記であのかたをおとしめました。それを根拠に、わたしがあのかたに嫉…続きを読む
十分でわかる日本古典文学のキモ 第十二回 源氏物語・下
○匂宮と薫が「凡庸設定」されているのはなぜか 「光源氏が亡くなったのち、その後を継げるような方は、多くの御子孫のなかにもいなかった。退位なさった冷泉帝を、ここで引きあいに出すのはおそれ多い。今上帝の三…続きを読む
十分でわかる日本古典文学のキモ 第十一回 源氏物語・中
〇藤原・・道長の時代に『源氏・・物語』が読まれた理由 『源氏物語』正編の主人公は、いうまでもなく光源氏です。彼は帝の子として誕生、さいごには絶対権力を手にします。 光源氏の生涯にわたるライバルが頭中…続きを読む
十分でわかる日本古典文学のキモ 第十回 源氏物語・上
〇道長は森喜朗に似ている? わたしがいちばんされるのをおそれている質問。それは「先生のご専門はなんですか?」です。いただいたお話は基本的にうけるので、わたしの執筆・講演リストはカオス。アニメやアイド…続きを読む
十分でわかる日本古典文学のキモ 第九回 『日本永代蔵』(下)
いっけん「自己啓発本」、実態は「心の闇を暴露する書」 「太平の世」になりつつある同時代の社会になじめない――そんな「はみだし者」の手がけた「成功のハウツー本」。それが『日本永代蔵』です。 そういう作…続きを読む