コラム
プロ講師のコラム The Owl at Dawn
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ファッションから見た映画と社会
連載第7回 ジェイムズ・ボンドはなぜ「男の永遠のあこがれ」なのか その1
〇ショーン・コネリーでもダニエル・クレイグでもなく「ジェイムズ・ボンド」 映画の007シリーズが始まってすでに半世紀。「ジェイムズ・ボンド」は、世界中の男性にとって、いまだに「自分のなりたい理想」です…続きを読む
ファッションから見た映画と社会
連載第6回 オードリーとその恋人たち~その6~
○オードリーが「時代」とすれちがうとき 1967年、オードリーは、スタンリー・ドーネン監督の『いつも2人で』に主演します。 彼女がドーネンの演出を受けるのはこれが3回目。前の2作は、『パリの恋人』と『…続きを読む
ファッションから見た映画と社会
連載第5回 オードリーとその恋人たち~その5~
○ハンフリー・ボガートとの確執 ずっとデイヴィッドにあこがれていたサブリナが、いつしかライナスとの愛に目ざめる――『麗しのサブリナ』は、そういう展開をたどります。 ライナスは、もともと「モテるタイプ」…続きを読む
ファッションから見た映画と社会
連載第4回 オードリーとその恋人たち~その4~
○衣服で読みとく「ララビー家の男たち」 オードリー・ヘップバーン主演第二作『麗しのサブリナ』は、大富豪であるララビー家が舞台です。 一族の当主・オリヴァーは19世紀の生まれ。保守的で頑迷、「昔ながらの…続きを読む
ファッションから見た映画と社会
連載第3回 オードリーとその恋人たち~その3~
○ジバンシーとの「初対決」で見せた「ケレン味のひき算」 『ローマの休日』に続き、オードリーは『麗しのサブリナ』に主演しました。 この映画での彼女の役どころは、大富豪に仕える運転手の一人娘・サブリナです…続きを読む
ファッションから見た映画と社会
連載第2回 オードリーとその恋人たち~その2~
○スーツスタイルの「新しいスタンダード」をしめしたグレゴリー・ペック オードリーは、映画デビュー作の『ローマの休日』で、女性ファッションにこれまでにない魅力をもたらしました。同時に、この作品におけるグ…続きを読む
ファッションから見た映画と社会
連載第1回 オードリーとその恋人たち~その1~
○はじめに 人間が衣類を着るようになった――その最初の目的は、「寒さ」や「直射日光」から身を護ることにあったかもしれません。 けれども有史以来、「装うこと」は、「他人に対するはたらきかけ」と深くかかわ…続きを読む
十分でわかる日本古典文化のキモ 第4回 『古今和歌集』仮名序と『土佐日記』(下)
○「和歌=自然に湧き出るもの」という幻想 「覇権国家」であった唐の衰退と、それにともなう東アジア情勢の激変――こうした「危機」を乗り越えるため、9世紀後半から10世紀前半にかけて、わが国は意図的に「ガ…続きを読む