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プロ講師のコラム The Owl at Dawn

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コラム一覧

アゴラまでまだ少し 第3回
語らない、語れない、カタルシス

M・ナイト・シャマラン監督の映画「ヴィレッジ」(2004)は、ある有名な哲学的問いを中心にストーリーが展開する。 舞台は森に囲まれた小さな村(ヴィレッジ)。ほんのわずかな人口しかないその村の住民は、森…続きを読む

娯楽と中国文化―白話小説のキャラクターたち―第4回
戦うヒロインのその後―十三妹『児女英雄伝』(三)

前回から引き続いて、十三妹の変化を見てみましょう。その前に、前回、十三妹がいつから女強盗をやっていたのか、見てみましたが、それについて、少々補足があります。前回は、安老爺の発言から、十三妹が父親と死別…続きを読む

ファッションから見た映画と社会
連載第2回 オードリーとその恋人たち~その2~

○スーツスタイルの「新しいスタンダード」をしめしたグレゴリー・ペック オードリーは、映画デビュー作の『ローマの休日』で、女性ファッションにこれまでにない魅力をもたらしました。同時に、この作品におけるグ…続きを読む

楽しく学ぶ倫理学 第8回 最初の倫理学(西洋古代倫理学小史その四) 

人間中心主義者としてのソフィスト ソフィストというのは「知者」という意味である。彼らは自らの知識を貴族や有力な市民及びその子弟に教授して、収入を得ていた。その主要な科目は、弁論術である。従ってソフィス…続きを読む

バター抜きは「ドライ」 第9回 フレンチ・ジャーマン・コリアン・クッキー

「韓流ブーム」。いまやこの言葉を使うことに恥ずかしさすらおぼえる人もいるだろうか。日本で「ヨン様」やら「冬ソナ」がどうしたと大騒ぎになったのは2000年代の初めだったと記憶している。僕はニューヨークの…続きを読む

ファッションから見た映画と社会
連載第1回 オードリーとその恋人たち~その1~

○はじめに 人間が衣類を着るようになった――その最初の目的は、「寒さ」や「直射日光」から身を護ることにあったかもしれません。 けれども有史以来、「装うこと」は、「他人に対するはたらきかけ」と深くかかわ…続きを読む

アゴラまでまだ少し 第2回
焼きそばソースの向こう側、あるいはファインダー越しの異邦人

少し前に、親戚の集まりがあって秋田県に行ってきた。 全ての用事を済ませたあと、男鹿半島を観光し、時間があったので秋田県立美術館を訪れた。安藤忠雄の建築による、例の「打ちっ放し」の壁に包まれた近代的でス…続きを読む

十分でわかる日本古典文化のキモ 第4回 『古今和歌集』仮名序と『土佐日記』(下)

○「和歌=自然に湧き出るもの」という幻想 「覇権国家」であった唐の衰退と、それにともなう東アジア情勢の激変――こうした「危機」を乗り越えるため、9世紀後半から10世紀前半にかけて、わが国は意図的に「ガ…続きを読む

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