コラム
プロ講師のコラム The Owl at Dawn
コラム一覧
娯楽と中国文化―白話小説のキャラクターたち―第6回
戦うヒロインのその後―十三妹(シーサンメイ)『児女英雄伝』(五)
前回、十三妹が安公子の舅母(安公子の母である安太太の兄弟の妻)に養子になりたいと言ったところまで見ました。舅母はもちろん、十三妹の願いを聞き入れ、二人は一緒に暮らし始めます。その後、十三…続きを読む
ファッションから見た映画と社会
連載第4回 オードリーとその恋人たち~その4~
○衣服で読みとく「ララビー家の男たち」 オードリー・ヘップバーン主演第二作『麗しのサブリナ』は、大富豪であるララビー家が舞台です。 一族の当主・オリヴァーは19世紀の生まれ。保守的で頑迷、「昔ながらの…続きを読む
アゴラまでまだ少し 第5回
とろみを終えて、その身を超えて
携帯電話会社auのコマーシャル、これを読んでいる人の多くが知っているだろう。桃太郎やら浦島太郎、乙姫様たちが登場し「みんな英雄」という例のシリーズ。今年の正月からは新シリーズになった。「やってみよう」…続きを読む
楽しく学ぶ倫理学 第10回 プラトンからアリストテレスへ(西洋古代倫理学小史その六)
絶対的な価値の探求 ソクラテスとプラトン 哲学史では一般に「ソクラテス以前以後」という言う方をするくらい、ソクラテスが特別に重要な哲学者だと考えられているが、ソクラテスはユニークな人格の…続きを読む
娯楽と中国文化―白話小説のキャラクターたち―第5回
戦うヒロインのその後―十三妹『児女英雄伝』(四)
これまでのところ、第一回で十三妹の性格や外見、得意とする武器などの基本設定を見て、前回、前々回で、彼女が女強盗になった時期に関しては、設定上のミスか、二つの時期があると言ったこと、そして…続きを読む
アゴラまでまだ少し 第4回
広げた翼と、欲望のコレクトコール
僕はアメリカで大学講師をしたり、日本でも大学や塾、専門学校で講師をしてきたので、悩み多き10代の人たちと接することが多くあった。みんな若者の特徴であるモラトリアムと怠惰を抱え、大人が造り上げた社会にウ…続きを読む