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プロ講師のコラム The Owl at Dawn

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コラム一覧

娯楽と中国文化―白話小説のキャラクターたち―第3回
戦うヒロインのその後―十三妹『児女英雄伝』(二)

  一、十三妹、安老爺に再会 安老爺に出会ったとき(正確に言えば、再会したときです)、十三妹は十九歳でした。これは数え年でしょうから、現代風に満年齢で言えば十七~十八歳となるでしょう。また、…続きを読む

楽しく学ぶ倫理学 第7回 最初の倫理学(西洋古代倫理学小史その三) 

世界の起源と本質を、神や精霊といったものを持ち出さずに説明しようと試みられるようになり、哲学が始まった。そして、人間が生きる意味や善悪といったものに関して哲学と同じように、人々が神話を持ち出すことを辞…続きを読む

娯楽と中国文化―白話小説のキャラクターたち―第2回
戦うヒロインのその後―十三妹『児女英雄伝』(一)

  一、はじめに 前回に引き続いて『児女英雄伝』の登場人物・十三妹について見てみましょう。前回でも、また本稿の題名にも「戦うヒロインのその後」と書いておりますが、これについて、先に申し上げて…続きを読む

アゴラまでまだ少し
第1回 ピューロランドに陽は落ちて

このエッセイでは私のアメリカ・日本での経験をふまえながらも、それから少し離れてより社会的・文化的な現象を語っていければと思います。文化的な現象の中にこそ哲学的な出来事が起きている、との持論からタイトル…続きを読む

楽しく学ぶ倫理学 第6回 ミレトス学派の意義(西洋古代倫理学小史その2)

ミレトス学派の展開 ミレトスの地で、タレスを乗り越えたのは弟子のアナクシマンドロスである。アナクシマンドロスは、アルケーが水であるという師の説に、決定的な思考の不足を見出した。そもそもアルケーというの…続きを読む

バター抜きは「ドライ」 第8回 魔の登山、他者の言葉と太郎夫妻

「驚いたわよ、ケンジ。あなたが最初に書いたことと比べたら今回のものは別次元で。一体どこへ行ってきたっていうの?」 セミナーが終わり、教室を出ると友達が話しかけてきた。そのセミナーは、卒業に向けて後は博…続きを読む

巨匠フルトヴェングラーの「名盤」の真相 第一回 「バイロイトの第九」の「真相」

巨匠フルトヴェングラー(一八八六年生、一九五四年没)の数ある録音の中でも、最も声望の高いものといえば《バイロイトの第九》であろう。一九五一年七月二九日、バイロイト祝祭が第二次大戦後に再開された折の、記…続きを読む

バター抜きは「ドライ」 第7回 妄想の摩天楼、あるいは王様のブランチと愛の物語

ときどき、何をどう間違ったのか僕のことをつかまえて「かっこいい」なんて言ってくれる人がいたりする。 「かっこいい」という形容詞が似合わない世界大会などがあれば北半球地区で5位くらいに入る自信があるのだ…続きを読む

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総合教育のブリタニア

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