コラム
プロ講師のコラム The Owl at Dawn
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アゴラまでまだ少し 第15回 家族とノイズを笑う時間 (後編)
(前編のまとめ)繰り返し報道される児童虐待事件とCMやドラマで流される美しき家族愛のイメージとの乖離。現代社会の「家族」はまるでスピルバーグの映画『トワイライトゾーン』に登場する「殺伐とした他人の関係…続きを読む
アゴラまでまだ少し 第14回 家族とノイズを笑う時間 (前編)
ホーム・スウィート・ホーム スティーブン・スピルバーグ製作のSFオムニバス映画『トワイライトゾーン / 超次元の体験』(1983)の中に「こどもの世界」というエピソードがある。新たな職場となる学校へ車…続きを読む
アゴラまでまだ少し 第13回 私のマインド、私へのリマインド
ある女性からの贈り物 マンハッタンはユニオンスクエア近くのカフェに僕はいた。いつものようにアイスカフェラテを飲みながら本を読む。帰国する直前だと記憶しているから、おそらく2014年あたりだろう。ニュー…続きを読む
アゴラまでまだ少し 第12回 皮肉なエロスと本当の言葉
二つの正解、二つの言葉 4年前に日本に帰ってきて実家で暮らし始めたとき、日本の銀行に新しく口座を開く必要があり、近所の銀行に手続きをしに行った。自動ドアを開けて入ると、初老の男性行員がすごく丁寧なお辞…続きを読む
アゴラまでまだ少し 第11回 僕が旅に出る理由は
前略、道の上より トルーマン・カポーティの代表作『遠い声 遠い部屋』はこう始まる。 Now a traveler must make his way to Noon City by the best …続きを読む
アゴラまでまだ少し 第10回
二つの顔のミステイク
世界の崩壊アンダーグラウンド ある朝、東京の地下鉄に乗っていた。平日ではあったものの、通勤ラッシュのピーク時は超えていたのでそれほど混雑はしていなかったが、それでも車内はそれぞれ乗客の肩…続きを読む
アゴラまでまだ少し 第9回
歪んだ鏡を覗き込むとき
夜の闇に消えた後ろ姿 10歳の頃だったか、夜遅く、僕は家の2階にあるベランダに出て秋の夜の冷たい空気にあたりながら、前の道を何気なく見下ろしていた。80年代の当時、我が家は東京の下町で小さな割烹料理屋…続きを読む
アゴラまでまだ少し 第8回
弾かれたビーズ、カーテンを開けるジュゴン
「世界」が終わるとき また個人的な話から始めてみようと思う。 僕がもともと哲学に興味を持ったきっかけは、中学生時代の英語の授業での出来事だった。今でこそ小学生のうちから我が子に英語を学ばせる親が多いが…続きを読む